メダカの繁殖期にメスだけは危険
春から夏にかけてメダカは産卵期に入ります。
メダカの産卵には一定以上の光の刺激と強さが必要になるわけですが、それが、春夏なんですね。
水温の上昇と日照時間(12~13時間)が長くなることで、メダカのメスが卵を産む体になります。
その時に注意したいのが、オスがいるかどうか。
メスだけではかわいそうなことになるかもしれません。
メダカのメスはオスがいないと産卵しない
メスは春夏になると排卵するよ。
メスのお腹の中(卵巣腔)にある卵は、オスの求愛行動・交尾行動によって刺激を与えられて、プリっと外にでてくるんだ。
俺様達オスのヒレで刺激を与えられたメスは、卵をプリプリっと産むのさ。その卵にオスが精子をかけてはじめて、後に稚魚となる受精卵ができるんだぜ。
オスの精子がうまくかからないと無精卵になっちゃうの。
オスのテクニックが物を言うわね。
今やモテ男の僕でも一番最初はうまくいかなかったなぁ。
オスがいないことによる過抱卵のリスク
メダカの産卵にはオスの交尾刺激は必要不可欠です。
オスに卵を産むための刺激を与えてもらえないメスはどうなるでしょう。
卵を外に出せなくなります。
なんらかの刺激が与えられれば放卵できますが、それもなかった場合・・・。
卵がお腹の中で溜まり続ける過抱卵になってしまうかもしれません。
メダカの過抱卵とは
卵を放卵できずに卵がお腹の中に溜まり、お腹がパンパンに膨れてくる状態のことを過抱卵といいます。
私が、セットで購入してきたメダカ夜桜が全員メスだったことに気づいた後、心配したのが過抱卵でした。
日に日にお腹が大きくなっていくメダカを見て、焦ったものです。
新たに買ったオスの夜桜は、メスの半分の大きさでありながらもすぐに求愛行動を開始し、オス特有のヒレの大きさで見事に産卵させてくれましたが。
オスメスの性別を確認せずにそのまま放置していたらと思うと、恐ろしいですね。
なぜなら、過抱卵を放置すると、 メダカのお腹が破れて死んでしまうからです。
メダカの過抱卵を防ぐには
最初から、オスとメスを揃えておきましょう。
春夏の産卵シーズンになる前から、同じ水槽に入れておくことにより、メスがオスを拒否する確率も少なくなり、産卵もスムーズにいきます。
メダカが過抱卵になってしまったら
オスが不在、または、オスの交尾行動が活発でない、もしくは、メスがオスを気に入らず拒否しているといった場合は、メスの産卵は著しく遅れ、次の排卵までの時間が短くなってしまい、次々に卵がお腹に溜まっていってしまいます。
一番の自然に沿った対処法です。
ほとんどが、オスを入れることで卵を産みます。
メスと体格が同じくらいのオスや、同じ種類や色のオスが相性がいいよ。
僕のようなベテランなら、どんなメスでも救ってあげられるけどね。
メダカにもモテるオスとモテないオスがいます。
他のメスとの産卵がうまくいった経験を持つオスを入れてあげると、スムーズに産卵させやすいでしょう。
産卵期のメスのお腹は膨れるもの
ちなみに、これくらいは膨れます。
これは、産卵ラッシュのときのメスのお腹です。
なので、お腹が膨れたからとそう焦る必要はありませんが、産卵期にはオスの存在は確認しておきたいですね。
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