メダカの親は卵も稚魚も食べる
メダカの親は、自分で産んだ卵も、孵化した稚魚も食べてしまいます。
卵から孵ったばかりのメダカの稚魚は「針子」と言われ、とても小さく、親は餌と同じように見てしまうんですね。
なんとも残酷にも思えますが、魚の世界は共食いもあるわけですから、いたしかたないといったところでしょう。
メダカの親子混泳
メダカの稚魚が親に食べられることのないよう、卵の時から別容器に移すのですが、
別容器の中で卵から孵った稚魚が少しずつ大きくなり成長したころ、
親と子を一緒に泳がせてみたい
といったメルヘンチックな願望を抱く方もいるでしょう。
また、稚魚のサイズが大小異なり始めると、稚魚でも大きい子が小さい子を食べるということも起こってきます
飼育スペースが確保できないといった理由から、大きくなった稚魚を親と一緒に入れようと考える方もいるでしょう。
メダカの親子混泳は、大きささえ気を付ければ問題ないよ。
メダカの稚魚を親と一緒にするタイミング
メダカは孵化してから幼魚期→若魚期→成魚と成長します。
第2幼魚期→全長7.4~10mm
第3幼魚期→全長10.8~15.8mm
第1若魚期→全長16.9~24.4mm
第2若魚期(成魚)全長25.mm~
成魚になる前の段階の、まだ産卵を開始しない若魚なら親に食べられることもないので安心です。
ちなみに、私は、若魚になる前の15mmくらいの幼魚も一緒に入れましたが、食べられることはありませんでした。
メダカの稚魚を親と一緒に入れるコツ
子供が先、親を後から入れる。
メダカの縄張り行動を抑制できるよ。
最初は、小さい幼魚を追いかける行動も見られますが、
食べ物ではない
メス獲得戦の相手ではない
と認識することにより、追いかけることもなくなるでしょう。
メダカの稚魚は親と一緒に育つ場合もある
メダカのビオトープで卵をとらずにいると、夏は特にあっというまに卵が孵化し、気づけば針子が泳いでいるということもありますよね。
親に食べられないようにするために、稚魚はすくって別の容器に移してやる必要がありますが、
そんな中でも、すくすく育ち、親が食べられないサイズにまで成長している子もいます。
ホテイアオイなどの大きな水草などの下に隠れて、親の目から逃れたりして成長するのですが、
親への餌が行き届いていると、稚魚が捕食される割合が少ないようです。
メダカの卵を放置-自然のままにする利点
メダカは産んだ卵を水草に産み付け、卵はそこで孵化し稚魚が生まれます。
親から食べられる子もいれば、そのまま上手く大きくなるこもいます。
自然に放置することで、メダカの増えすぎを防ぐことができるでしょう。
ただし、メダカは一世代が短い生き物です。
メダカの寿命は平均で2年ほどだよ。
飼育環境次第ではもっと長く5年くらい生きることもあるけどね。
親がいなくなった後のことを考え、同じ姿形をした子を残しておきたいなら、卵は別容器に移しておいたほうが賢明です。
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