メダカにとっても過酷な季節がやってきました。
メダカの冬越しアイテム
簾
簾は夏の日よけヤゴ除け優秀アイテムですが、冬でも寒い上からの冷気を防いでくれる年間通して使えるアイテムです。
雪が降っても簾が防いでくれるから、水がシャーベット状にならなくてすむんだよ。
簾をしない飼育容器では底に沈んだままのメダカも、簾をかけておくと水面にいたりします。
敵から隠れる必要もないから安心するのよね。
発泡スチロール容器
発泡スチロールは保温性に優れています。
水温がずっと温かいままではないですが、他の飼育容器(プラスチック容器や睡蓮鉢、ガラス容器など)に比べ、蓋をかぶせた発泡スチロールの水温を測ってみると、発泡スチロールの方が少し高いです。
温度変化が緩やかなので、メダカも温度変化に対応しやすくなります。
メダカ容器-冬の置き場所
日当たりが良い場所が一番
出来るだけ日が当たる場所に置いてあげましょう。
日の当たる場所のメダカは日中日向ぼっこするよ。
人間も日向ぼっこするよね。
友水でもできるだけ日当たりのいい場所に移動しましたが、飼育スペースの関係で、半日陰な場所に置いているのもあります。
二つを比べると、やはりメダカの動きや生育も日当たりのいい場所のほうがいいです。
夜と日中の温度差を気にする方もいると思いますが、お日様の熱は侮れません。
太陽光からは育成光線が降り注がれています。
育成光線ってなんなの?
体を活性させる8~14ミクロンの赤外線で、体に最も有効な遠赤外線だよ。
人も、メダカも、植物もこの育成光線の恩恵を受けているんだ。
育成光線によって体の中を流れる電流(生体電流)の流れは促進されるよ。
流れが良くなると体の細胞自体は活性化して、免疫力もあがるんだ。
お日様だ~い好き
飼育容器の見直し
本格的な冬になる前に、冬対策をされると思いますが、その時に水替えや飼育容器の見直しをお勧めします。
大きな飼育容器にまとめちゃおう
飼育容器はできるだけ大きなものに変えておくといいよ。
おすすめは、60リットル~です。
飼育個体密度は低い方がいいですし、何より大きな飼育容器は小さな飼育容器に比べ断然温度変化が少なくなります。
小さい飼育容器は外部の温度変化を受けやすいんだよね。
冷蔵庫の氷も小さい容器の方がすぐ作れるもんね。
うん、パンちゃんいい例えだね。
大きな飼育容器で日の当たる場所に置いておけばメダカの過酷な冬越しも楽になるんだよ。
飼育スペースに限りがあり、何種類も移動できない場合は、違う種類のメダカを一緒にまとめて飼育してもいいでしょう。
冬はメダカは繁殖しません。
なので、また春にメダカが繁殖行動を起こす前に分ければ、MIXが誕生することもありません。
似た者同士は見分けがつきにくいから、見た目の違いがはっきり分かるのをいっしょにいれたらいいよね。
私とパンちゃんも冬は一緒に過ごしたわね。
見た目全然違うもんね。
友水ではできるだけ大きな発泡スチロールと大きなプラ容器を使います。
日陰の方は発泡スチロールの古くなったのは分解して、容器の下に敷いています。
冬の寒さを感じると、屋外メダカが心配になりますが、メダカは冬の冷たい水の中で、じっと耐えて春を待ちます。
中には死んでいく子もいますが、生き残った強い個体はまた翌春その強い子孫を残していきます。
死んでると思ったらマヒ状態で生きてたってこともあるから気を付けてね。
日本のメダカは寒さに強い
日本のメダカは低温に対する耐性が他の国(フィリピン、インド、シンガポールなど)のメダカに比べて最も強く、それは水面氷結の水中でも生存できるほどです。
うぅぅサブッ。想像したくもないわね。
とはいえ、メダカにとって辛く厳しい季節であることに変わりはありません。
できるだけ、めだかの過酷な環境を和らげてあげましょう。