メダカ飼育水-水道水のカルキ抜きは本当に必要か

スポンサーリンク
メダカ水道水メダカ
スポンサーリンク

メダカを飼育していると、欠かせないのが水替えです。

飼育容器の数も増え、夏場のように頻繁に水替えが必要な季節には、汲み置きの水では間に合わないということもあるでしょう。

スポンサーリンク

カルキ抜きをしていない水道水でも大丈夫?

結論から申し上げますと、水道水では死にません。

※カルキ抜きをしないことを推奨しているわけではありません。

一般的には、カルキを抜いていない水道水はメダカにとって不適切であるとされています。

都市の水道水は貯水場で殺菌剤(塩素)を加えて飲料水として処理されたものである。このため、特に幼若なメダカや系統的に塩素に敏感なメダカに水道水を用いる場合、混入している塩素を除去する必要がある。

「メダカ学全書」 岩松鷹司 著 大学教育出版

水道水のカルキを抜くには、市販のカルキ抜き剤を入れるか、汲み置きした水道水を丸1日放置しなければなりません。(真夏の直射日光下では数時間で抜けます)

換水時、カルキ抜きをしていない水道水を使用した結果(夏)

飼育水の3分の1を入れ替え→死者数0
飼育水の半分を入れ替え→死者数0
飼育水全部入れ替え(1時間ほど置く)→死者数0
飼育水全部入れ替え(時間を空けない)→死者数0
銀河♀
銀河♀

死なね~

パンダ
パンダ

うちのメダカが塩素に敏感じゃないってことかしら・・・。

東天紅
東天紅

超田舎だからじゃない?

 

結果、成魚はもちろんのこと、若魚も稚魚も水道水で死にませんでした。

カルキより水温の低下が問題

水道水を飼育容器に入れ、時間も空けず、カルキの抜けていない状態の水にメダカを投入したのは、外の気温が高い夏です。

直射日光が当たるため、夏はカルキも抜けやすいです。

私の経験上言わせてもらうと、メダカの不調はカルキよりも、急な水温の低下によるものが大きいと思うのです。

メダカは水温の低下によって、体調を損ね、消化不良や衰弱を起こしますが、通常5℃以内の水温変化なら、メダカには影響はないとされています。

水道水は溜め置いた水よりも冷たいですが、夏の日中ならすぐに温度もあがるため、影響は少なかったと思われます。

ちなみに真夏の水道水は、早朝でも、飼育水より温度が高かったです。

 水道水のカルキ抜きは必要か

世間一般的に、昔から、カルキ抜きは必要と言われていますから、カルキが原因で不調を起こしたり、死んだメダカもあるのでしょう。参考資料の中には、全滅という文字も出てきます。

実際、私も気温の低い季節は、溜め置きをした水を使います。

  • 温度を上げるため
  • カルキが抜けるまで時間がかかるため。

 

なので必用かと聞かれたら、必要だと言うでしょう。

ですが、田舎の自然に囲まれた環境であれば、カルキ抜きは必要ないのでは・・・?と思う今日この頃です。

安全な換水に使用する水道水(カルキ抜きなし)の量

毎日行う換水量は4分の1~5分の1程度で十分である。
食べ残しや排泄物をビニールホースで吸いだし終わると、それくらいの量だけ排出することになる。
その程度の量なら、水道水を発泡させながら直接入れてもメダカに害はない。

「メダカ学全書」 岩松鷹司 著 大学教育出版

お掃除して水が減った分だけ水道水を入れるのは安全とされています。

私も夏場は、水道水をシャワーで水足ししていますが問題はありません。

 

めだかとま
めだかとま

毎日お掃除してもらった後の新鮮な水はありがたいよね。

東天紅
東天紅

ええ、水が汚れると動きも鈍くなっちゃうからね。

 

ちなみに、メダカが数匹死んでいたりすれば、すぐさま全換水したほうが良いです。

そのまま放置しているとあっという間に全滅します。

私もメダカ大量死の際に、ちょうどカルキ抜きがなく、水道水を使いましたが、死ぬこともなく元気に泳いでいました。

 

 

コメント

  1. 深田裕美 より:

    ヒメダカが大量死しました原因わからなかったのですがコメント読ませて頂きやっぱり水なんだなと、今4個水槽がありますカルキの抜きの水なくずっとカルキ抜きの水で対応してきたのですが急に水道水を足しながら最終は水道水とカルキの抜けた水、水道水オンリーにしていくのはどうでしょうか。

    • 友水友水 より:

      深田様
      コメントありがとうございます。
      徐々に切り替えていくという案はとてもいいですね!
      容器も増えると正直、カルキ抜きの水も間に合わなかったりします。
      夏場はカルキも抜けやすいですし、稚魚でない幼魚や成魚であれば問題ないと思います。

      あと、猛暑ですので半日陰の場所に配置を変えると、水も汚れにくく大量死を免れやすいかと思います。
      プラスチック容器は温度上昇が急なので、半日陰に移動したところ、調子がいいです。

      記事を読んでいただき、また貴重なコメントありがとうございました。

      猛暑も厳しくなりそうです。
      お体に気を付けて、めだか飼育たのしんでくださいね。

  2. メロン より:

    はじめまして。メロンと申します。
    いつも、友水さんのブログを楽しく拝見させていただいております。

    私も、メダカの屋外飼育をしていますが、水道水で水換えをしてメダカが死んだことはありません。
    その為、水道水のカルキよりも、水の汚れの方がメダカにとって問題なのではないかと思います。

    水換え後はメダカ達がきもちよさそうに水面に出てきますので、メダカも容器を綺麗にしてもらうと嬉しいのではないでしょうか。

    • 友水友水 より:

      メロン様

      貴重な実体験のお話ありがとうございます。

      またお優しいお言葉をいただきまして、大変嬉しく思います。

      メロン様のおっしゃるとおり、水の汚れが一番の問題だと私も思います。

      メダカにとっての水は人にとっての空気と同じですから、水替え後、気持ちよさそうに泳いでいるとこちらも嬉しくなりますよね。

      メダカにとっても、辛い季節となりましたが、今日も冬空の下、お日様を浴びに水面に上がってきていました。

      日増しに寒くなりますが、メロン様もメロン様のメダカたちも、お日様を浴びながらポカポカ暖かくお過ごしくださいね。

      ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました