数カ月放置した越冬後のメダカ飼育水。
すでに活水となっていれば、そのまま使いたくもなりますが、水替えはしておく方が賢明です。
越冬後のメダカの水替えをすべき理由
水質の悪化
水の入れ替わりがある自然のメダカと違い、飼育の場合は水の入れ替わりはありません。
雨水や足し水程度です。
底土も汚れていますので、そのまま春の温度上昇とともに水は汚れていきます。
また、春はメダカも食欲旺盛でフンも多くなるため、水は汚れやすくなります。
虫の死骸も浮いてたりするわ。キモイから掃除してね。
メダカの害となる生物の駆除
水替えをすると、いつのまに生み落とされたのか、ヤゴ(トンボの幼虫)がいたりします。
屋外ビオトープは他の生物にとってもオアシスです。
水替えをせず放置を続ければ、せっかく冬越ししたメダカが大きくなったヤゴに食べられてしまう悲劇がおこるやもしれません。
また、早々にカエルが侵入し、オタマジャクシが発生している場合もあります。
夜桜さんのとこは、オタマジャクシが50匹くらい発生していたのよね。
そう。カエルも子らが生きやすい場所をめがけて卵を産みますから。
せまぐるしかったですわ。
オタマジャクシが増えると確実に水は汚れてきます。
発見したら取り除くほうが賢明です。
メダカ底土は新しいものに変える?
変えなくていいよ。
春の水替えでは、底土まで洗います。
ソイルや赤玉土、砂利をホースでジャーと洗い流すだけで、汚れは流れ落ちていきます。
また、自然のろ過サイクルが出来あがっていたならば、真新しく底土を変えることは非常にもったいない事でもあります。
汚れを洗い流し、そのまま水を新たにためれば、めだかにとっても慣れ親しんだきれいな水となります。
とはいえ、底土も劣化するからね。新しい土と半々くらいでいれるといいよ。
底土を変えた方がいい場合
ヤゴなどのめだかの外敵が潜んでいたとき
いっそのこと変えてしまった方が安心です。
友水は、底土を洗って、一度ひっくり返し、しばらく天日に当ててからその土を使ったりします。
日にあてることでヤゴも駆除しやすくなりますし、元々の底土を使った方が水がきれいで水草も活き活きします。
あまりにも汚れていたとき
底土と水草と日光とめだかの関係で自然のろ過サイクルがうまくいっていた場合は水は匂いません。
水が悪水となっていれば臭います。
底土も入れ替えたほうが良いでしょう。
冬の間はパンちゃんたちと発泡スチロール容器に赤玉土でポカポカ心地よかったけど、やっぱり美姫が映えるのは睡蓮鉢ね。
水換え作業はなかなか大変かと思いますが、キレイなビオトープを作りメダカを愛でる楽しみを存分に味わってくださいね。